2018/09/11

ミスチルの歌詞や曲の意味を紐解く!【至高の名曲ベスト5】

 

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※外部ライター様にご執筆頂いた記事です♪

Mr.children。誰もが知る、国民的トップアーティストです。

その他を寄せ付けない、天才的な才能を持って数々の名作を今まで作り上げてきました。

そんなMr.children桜井和寿さんが手掛ける歌詞の意味や曲の意味などを、私的ベスト5を選定させて頂き、ご紹介させて頂こうと思います。

 

歌詞から紐解く①Mr.children『彩り』

○ヘビロテ必須の「最幸歌」

はじめからこのように書くのはとてもプレッシャーなのですが、この楽曲『彩り』はヘビロテ必須の「最高に幸せな歌」と称して問題ないでしょう。私がこれまで会ってきたミスチルファンのみなさんは本当にミスチルの楽曲を愛していて、また彼らの姿勢をもリスペクトしている人ばかりでした。そのような自らがファンである方々に「アーティストのベスト楽曲を1つ選ばせる」というのはかなり酷な注文のようです。『本当に好きだからこそ、すべての楽曲に個人的な評価が出来ないんだ』と語る人も居るほどなんです。そうした状況で突破口を開くのはこのマジックワード「ファンになって間もない頃にハマってた曲は?」なんですよね。必ずと言っていいほど、この『彩り』を挙げる人が出てきます。これにはファンの誰もが納得ですね。みなさんそれぞれのなかに「素敵な楽曲」、「最高に幸せになれる曲」というイメージが強いようです。そして一度聴くと、ついつい鼻歌を歌ってしまうんですよね。お風呂場や車の中で、時には昼下がりの公園で、至福の時間にぴったりマッチします。日常に「ちょびっと」彩りを加える素敵な楽曲です。

 

○誰も不幸にしない名曲

100人居れば100通りの受け取り方があるのが人間だと思います。けれども、この楽曲に至っては幸せな雰囲気で満たしてくれる不思議な力を持っているように思えます。すべての人間が、生まれた時から肌身離さず持ち歩いてきた「微笑みのツボ」をミスチルは探し当てたようですね。

 

   ただ 目の前に並べられた 仕事を手際よくこなしてく

   コーヒーを相棒にして

   いいさ 誰が褒めるでもないけど

   小さなプライドをこの胸に 勲章みたいに付けて

 

   僕のした単純作業が この世界を回り回って

   まだ出会ったこともない人の 笑い声を作ってゆく

   そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える

   モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑

 

よく晴れた朝に聴けば、きっとあなたも「微笑み泣き」する楽曲です。

 

○あえて言うまでもない、日常の言葉、言動、景色等を大切に

『彩り』が収録されているアルバムの名前が『HOME』なのですが、そのアルバムのテーマが小見出しの言葉でした(曖昧だったのでwiki参照)。「あえて言うまでもない」というのがまたいいですよね。日常はとても頼りないものに思えますが、この曲を聴けば今日自分がしたこと、そして明日こなすことに「色」を見つけられそうな気がしてきます。モノクロの日常をどう彩っていくのか。たとえ自分がちっぽけな存在に感じる時があっても、「金 銀 紫」を探せば大丈夫な気がするのは私だけでしょうか。

 

前半の歌詞を載せてみましたが、二番の歌詞もぜひご自分で調べてみてほしいと思います。3回楽曲をリピートしたあたりからでしょうか。ミスチルの「回り回って」というフレーズがとても深く入ってくるようになりますね。聴けば聴くほど、幸せになっていく自分を体験してみるのもいいかもしれません。

 

歌詞から紐解く②Mr.children『365日』

「Mr.childrenの曲で何が好きですか?」

社会人なら誰しもこのフレーズを言われた経験があるでしょう。愉しい交流会の場、あるいは合コンといったシーンでも耳にする基本ワードですよね。ちゃっかりファンである事をアピールして、話の主導権を握りたいところです。まぁ。そんな質問されたことないから分かんないよ。という人も居るかと思いますけれど、もしそのような質問があったとき、あなたはどのように返すでしょうか。「特にラブソングで!」なんてリクエストがあったら一気に血の気が引くかもしれません。今回はこれだけは押さえておきたい「ラブソングの定番」も紹介していきたいと思います。

 

○ラブソングの定番と言えばコレ!

ミスチルが発表しているラブソングはそれこそ挙げればキリがないのですが、無難で誰もが知っているあの曲を深めていたい所です。そう、それが『365日』なんですよね。この曲の醍醐味は何といっても「深い愛情で満ち満ちた歌詞」と言えるのではないでしょうか。ミスチルの魅力は素人の目から見ても一目瞭然。やっぱり歌詞に凝縮されているんです。

 

聞こえてくる 流れてくる

君を巡る 抑えようのない想いがここにあんだ

耳を塞いでも鳴り響いてる

 

君が好き

 

たったこの3行ちょっとで、ミスチル(桜井さん)の本領が発揮されているのが分かります。もちろん言葉選びも巧みなんですけれど、並べ方(*倒置法)に思わずため息が出てしまいます。この数行は曲の冒頭部分の歌詞でして、すこしだけ私の解釈を入れると、、

「聞こえてくる 流れてくる 君を巡る」の歌詞のあとに、「好き」という言葉を一旦キープしている点が上手いなと思いました。また「抑えようのない想い」が、「塞ぐ」という言葉と対になっている所も文章に動きがあるように感じます。そして、今にも声に出てしまいそうな「君が好き」は「音(声)」を超えて、とてつもない愛を感じさせます。

素晴らしいの一言です。はい。

 

○極めつけはこの3行

 

砂漠の街に住んでても

君がそこにいさえすれば

きっと渇きなど忘れて暮らせる

 

やっぱりここでも「対」の表現が使われています。この3行に限って言えば、もはや文学レベルと言っても相違ないと思います。もちろん歌詞全体で、楽曲すべてで、ひとつの作品になっている事は言うまでもありませんが、とにかくこの3行にはため息が出ます。

これだけ切り取って、どこか詩を募集している機関に出せば「佳作」以上は確実だと思います。それぐらいに品のある3行です。もちろん誰かに聞かれたときは、迷わず『365日』の「二番目のサビ」が良いんだよね~。と言ってやりましょう。(笑) 

あまり個人の解釈を入れ過ぎると良くないとは思いますが、好きのレベルをあらわす時の最上級表現で是非使いたいフレーズですよね。

 

素晴らしい楽曲をたくさん世に送り出し続けているミスチルですけれど、その1つ1つの楽曲には一切妥協がないのが分かります。アルバム曲だから。とか、B面用だから。なんて妥協は一切ありませんよね(他のアーティストさんだって妥協はしていないですが)。

いつかは「極めつけの3行」のようなI Love You が言えるといいですね。

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歌詞から紐解く③Mr.children『祈り 涙の軌道』

 

○強弱ワードの使い分け

これだけは深めたいミスチル楽曲の中で、特にメッセージ性の強いのがこの『祈り~涙の軌道』になるかと思います。もちろんタイトルにも出ている通り、「祈り」というワードがひときわ重たい印象を与えますよね。でもそこは桜井さん、さすがですね。柔らかい歌詞で曲をスタートさせています。

 

悴(かじか)んだ君の手を握り締めると

「このまま時間(とき)が止まれば…」って思う

覗き込むような目が嘘を探してる

馬鹿だな 何も出てきやしないと笑って答える

 

「祈り」というタイトルと「悴んだ君の手」のギャップが曲の印象を変えているのが分かります。どちらかと言えばぼんやりしていて、とっつきにくい感じを受ける(私の偏見かもしれません)テーマではありますが、カップルの描写を冒頭にもってくることによって「僕-君の歌なんだよ」と言っているような気がします。どこか遠くの、広い範囲での祈りではなく、「僕らの祈り」を桜井さんは歌いたいのではないでしょうか。

 

○3.11と曲の関わり

ミスチルは3.11震災後に『かぞえうた』という配信限定シングルを出しており、この楽曲は東日本大震災の救援および復興の資金に充てるものとして制作されています。ミスチルを好きな方はご存知かと思いますが、YOUTUBEで彼らの曲を探してもなかなか原曲にたどり着いた経験がないですよね。カラオケでミスチルを歌おうにもプロモーションビデオが無かったりして少し落ち込んだ経験もあるのではないでしょうか(PVは無いと知っていながら毎回期待する自分が居ます)。このようにミスチルはデジタル配信に対してあまり積極的でないと言えそうです。ですが、『かぞえうた』はMr.childrenの楽曲で初めてPC配信が行われた記念すべき作品なんです。言うまでもなく多くのアーティストたちが復興支援として楽曲を作成したりキャンペーンを行っていますよね。とても素晴らしい活動だと思います。主題から逸れそうなのでそれはさておき、、今回取り上げている『祈り~涙の軌道』は震災後のミスチル再スタートの楽曲ということになります。『かぞえうた』や『祈り~涙の軌道』の背景を知る前とは少し違った印象でこの楽曲が聴けるのではないでしょうか。

 

○二番のサビに本領があらわれるミスチル

以前の記事で『365日』を紹介したものがありますが、そこでも曲の二番目のサビについて書きました。やはりミスチルの良さはココにあるでしょう。なんといっても歌詞が深イイ!

 

迷ったら その胸の河口から

聞こえてくる流れに耳を澄ませばいい

ざわめいた きらめいた 透き通る流れに

笹船のような 祈りを 浮かべればいい

 

川の流れに「祈り」を重ねてくるあたりが深イイですよね。遠藤周作の作品に『深い河』というものがありますが、それを連想させる素晴らしい歌詞です。

最後の方でも取り上げましたが、ミスチルの曲を聴く際には「ぜひ!」二番のサビの歌詞を吟味していただきたいと思います。最後の一フレーズもいいんですけれど、歌詞の深さは二番のサビにあらわれるような気がします。聴く価値アリの楽曲『祈り~涙の軌道』でした。

 

歌詞から紐解く④Mr.children『GIFT』

○「贈り物」で迷った時に聴きたい楽曲

日常の様々な場面でプレゼントをする場面があるかと思います。みなさんはどのようにプレゼントを選び、そして渡していますか? 形に残るもの、あるいは残らないものなどといった選び方があると思いますし、相手によって渡すものも変わってきますよね。でも最上の贈り物ってなんだろう。本当に良い、それこそGIFTってなんだろう。と考えたことがそれぞれにあるのではないでしょうか。まさにそんな問いに答えをくれるような歌詞となっているんですよね。

 

「本当の自分」を見つけたいって言うけど

「生まれた意味」を知りたいって言うけど

僕の両手がそれを渡す時 ふと謎が解けるといいな

受け取ってくれるかな

 

結構ネガティブな表現が前半に並びますが、「両手」で「それ」を渡す時に謎が解けるから受け取ってよ。というような語り口に聞こえてきます。少しくさい言葉ではありますが「君が嫌いな君が好き」なんてフレーズがありますよね。まさにその部分を歌っている歌詞なのではないでしょうか。

 

○自己と相手を越えていく先にあるもの

ちょっと踏み込んで読んでみると、この楽曲の二番目のサビでは相手を思うがゆえの優しさが感じられます。こんなことを言うのもなんですが、ある作家さんが描く「自分と相手を超えようとする姿勢」のようなものを歌っている気がしますね。

 

   降り注ぐ日差しがあって だからこそ日陰もあって

   その全てが意味を持って 互いを讃えているのなら

   もうどんな場所にいても 光を感じれるよ

 

○誰かを愛するということ

やっぱり完璧な人間なんて居ないんですよね。みんなそれぞれ銘々に頑張っているようで実はとても弱い存在で、誰かの助け無しには生きていけない存在なんだとこの楽曲から教えてもらった気がします。前半の歌詞では「僕」のあげるGIFTで救われる「君」が居たと思いますが、最後の所の歌詞では「君とだから探せたよ 僕の方こそありがとう」というフレーズがあり、相互補完的にお互いが助け合ってここまで来れたんだよ。と言いたげな優しさが伝わってきますよね。

 

   僕は抱きしめる 君がくれたGIFTを

   いつまでも胸の奥で ほらひかってるんだよ

 

君がくれた「愛」はきっと、僕の一部になったんですね。

 

この楽曲でGIFTと表現しているものは、私なりの解釈で「愛」なのかなと思いました。本当に心から受け取りたい贈り物はやっぱり「愛」だと思います。それにしても「君に似あう色を探す」という歌詞がなんともジェントルマンですよね。さすが桜井さんです。

 

歌詞から紐解く⑤Mr.children『HANABI』

○「現代」をミスチルなりに歌った楽曲

「僕らが生きている時代」というのは一体どんな時代なのでしょうか。その答えをこの楽曲が与えてくれるとまでは言いませんが、少なくともいくつかのインスピレーション(ヒント・きっかけ)を貰えるのではないでしょうか。以前も記事でも触れていますが、ミスチルは「時代」を見ようとするアーティストなんですよね(あくまで主観ですが)。この楽曲でも冒頭から「時代」という大きな対象に向かうミスチルらしい姿勢がうかがえますね!

 

   どれくらいの値打ちがあるだろう?

   僕が生きているこの世界に

   すべてが無意味だって思える

   ちょっと疲れてんのかなぁ

 

私はここであえて言いきるように書きますが、「すべて無意味」に込められたミスチル哲学には計り知れないものがあると言えます。今回は紹介しませんが、ミスチルは『イミテーションの木』という楽曲で次のフレーズを歌詞に盛り込んでいます。

 

    無機質なビルの中 イミテーションの木は茂る

    その永遠の緑を ぼっーと見ていた

 

まさにミスチル哲学の結晶です。人間的なものが介在しない「現在」(すべてがそうなっているわけではありませんが確実にそこに向かうように思われる時代の予感)にイミテーションの木がばっちり合っています。まるで1つだけ穴の空いたパズルの型を綺麗に埋め込んでいくような整合性が感じられますよね。ちなみにイミテーションとは「虚構」「嘘」という意味合いで使われます。少し飛ばし過ぎたのでクールダウンしましょうか。(笑)

 

○現代の病理を歌う!

しばらく楽曲を聞いていくとBメロに入る場所があります。そこの歌詞にも少し注目したいですね。

 

   一体どんな理想を描いたらいい?

   どんな希望を抱き進んだらいい?

   答えようもないその問いかけは

   日常に葬られてく

 

私はよく友人に「明治の時代に生まれたかった」なんて言っていますが、この歌詞にも現代に生きる人間みなに共通する感覚のようなものが隠れているような気がします。的確な言葉で表現できないんだけれど、なんだろう、倦怠感っていうのかなぁ。なんか無力感っていうのかなぁ。みたいな所ですよね。この感覚は私にも確かに手応えのあるものとして心の深いところに在ります。だからこそ私は江戸末期の、あるいは明治期の「新しい国をみなで作るんだ」という雰囲気のなかに浸りたいなと羨望するんですね。司馬遼太郎のある著書でも「みなが新しい国づくりの主役であった」と述べている節があります。いくらでも答え(進む先)があるこの現代では「個人の日常」がきっと無意味なものになってしまっているのかもしれないですね。

 

今回は少しだけ哲学的な考察をしてみましたが、いかがでしたでしょうか。勿論、みなさんそれぞれの解釈があると思うので、あくまでも1つの見方として書いたまでです。それが私なりのミスチルへのリスペクトです。いやー。それにしても、、「現在」という大きな範囲と「個人の日常」という小さな範囲を同時に歌うところも素晴らしいです。。

まとめ。

以上、5曲をご紹介させて頂きました。

Mr.childrenの歌詞から紐解く魅力。いかがだったでしょうか。

今も尚、色褪せることなく、魅力を放ち続け、時代を歌い続けるミスチル。

今後もファンとして一生ついていきたいと思います。

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