SMAP等のバックダンサーを経て、1997年に満を持してCDデビューを果たす。デビュー曲『硝子の少年』はいきなりのミリオンセラーを達成し、以後ももミリオンヒットを連発し、ジャニーズの中でも抜群の歌唱力、音楽番組『LOVELOVE愛してる』で共演した吉田拓郎からも大きな影響を受け、ギターの技術を取得し、自らも作詞作曲を担当した曲も多く輩出されている。
私自身、CDデビュー前からKinKiKidsに注目しており、光一とは同学年なので親近感を持っていて、1996年CDデビュー前に放送開始された『LOVELOVE愛してる』を観て、音楽に対して真摯な姿勢に感銘を受けるようになりました。
番組の中で吉田拓郎からギターをお教わるコーナーがあるんですが、最初はぎこちなかった二人も徐々にスキルが上がり、ゲストが歌う後ろで演奏するようになり、ジャニーズでも音楽に力を入れているグループである。
『LOVELOVE愛してる』の後番組である『堂本兄弟』も毎週必ず観ており、彼らの演奏技術には脱帽するばかりでした。
KinKiKidsに楽曲を提供する作家陣も豪華であり、松本隆、秋元康、山下達郎、吉田拓郎、織田哲郎と名立たるメンバーが連ねている。
目次
KinKiKidsnoのおすすめ曲①「HELLO」
▷発売日 1998年4月22日
▷作詞 山本秀美
▷作曲 寺田一郎
曲紹介
数あるKinKiKidsの曲の中でも一番好きな曲で、3枚目のシングル『ジェットコースターロマンス』のカップリング曲です。
KinKiKids王道の失恋ソングで歌唱力が重要視されるバラード曲でありながら、二人とも見事に歌い上げている。
当時、二人とも19歳でしたが、歌唱力もさる事ながら、表現力も抜群です。
彼女と別れて1年後に再会した時の心境を歌っているのですが、これがまた泣けてくる。
歌詞も泣けますが、19歳にしてこの表現力を出せるキンキの二人の凄さに感動し、とても癒されます。
友達のままでいようという歌詞があるが、明らかに彼女に見栄を張っている所も切なくなり、自分自身の失恋と重ね合わせていました。
KinKiKidsのおすすめ曲②「solitude~真実のサヨナラ~」
▷発売日 2002年10月23日
▷作詞 K.Dino
▷作曲 K.Dino
曲紹介
この曲、作詞作曲のクレジット表記を見ると、外国人が作ったのかと思いましたが、実は堂本光一のペンネームであった事が判明しました。
ペンネームにした理由は、自分の名前を明かすと先入観を持たれ、それで良くも悪くも判断されるので、敢えて自分の名前を隠し、聴いた人の判断で評価してほしいとの事でした。
日本テレビの刑事ドラマ『リモート』の主題歌で、主演は深田恭子で交通課勤務で違法駐車を取り締まっている日々でしたが、ひょんな事から刑事課の仕事を手伝う事になり、そこで警視庁捜査一課の所属の堂本光一と出会いう。
光一は、1年前に当時の恋人を自分のミスで死なせてしまい、それ以来引きこもってしまい、在宅兼警視庁捜査一課警視の肩書で捜査を自宅で行う事になる。
光一は一切現場での捜査は行わず、携帯電話で深田恭子に指示を出し、事件を解決するストーリーです。
ちょっと頭の悪い深田恭子と、頭脳明解で天才の光一とは最初は反発しながらも後半はお互いの事を思いやり、理解するようになり、最終回で深田恭子がドジをしてしまい、ピンチになるが、光一が1年ぶりにひきこもりをぬけだし、深田恭子を助け出すシーンは感動的でした。
その主題歌がこの曲である為、歌詞の内容も恋人を失った孤独感と後半はその孤独を埋め合わせた深田恭子への思いを歌っているのかのような描写が書かれています。
通常はドラマのエンディングでこの主題歌が流れるが、最終回の前の回は、劇中で流れ、捜査に行き詰った光一を励ます為に深田恭子が光一の頭を撫でているシーンでこの曲が流れた時は、ナイスタイミングと絶賛しました。
KinKiKidsのおすすめ曲③「愛のかたまり」
▷発売日 2001年11月14日
▷作詞 堂本剛
▷作曲 堂本光一
曲紹介
二人の共作であるこの曲はファンの間でも評判が良い。
元々は『Hey!みんな元気かい?』のカップリング曲であったが、KinKiKidsが出演するCM『DARS』でこの曲が使われ、わずか15秒間しか流れませんでしたが、キンキの二人が書いた情報はわからない時点で神曲だと感服しました。
この曲はジャニーズの後輩も色んな場面で歌う機会がある。
女性目線で書かれた歌詞で、♪クリスマスなんていらないくらい日々が愛のかたまり♪
という部分が特に気に入っています。
クリスマスだけが恋人にとって特別な日ではなく、毎日が愛であふれているという事を意味しています。
これはキンキの他の曲でも書かれています。
この曲のタイトルには遊び心が隠されており、愛のかたまり=あいかた=相方となり、キンキユーザーを楽しませてくれます。
2014年に発売された『Malbum』には再録音したスローバージョンが収録されています。
オリジナルはAメロから始まりますが、『Malbum』はサビから始まります。
KinKiKidsのおすすめ曲④「情熱」
▷発売日 2001年5月23日
▷作詞 Satomi
▷作曲 BorisDurdevic
曲紹介
通算12枚目のシングルでこの曲で12作連続オリコン1位を記録しギネスに申請された。
個人的には『硝子の少年』の21世紀バージョンの曲だと認識して聴いています。
ダンスナンバーで、この曲の振付がとても好きで、ミュージックステーションは録画して観ていました。
此方も、光一主演のフジテレビの刑事ドラマ『ルーキー』の主題歌としても流れていました。
歌詞はラブソングですが、曲調がドラマの内容に合致していて、絶妙なタイミングで流れてドラマを盛り上げてくれます。
ドラマの最終回のラストシーンで剛が万引き犯で捕まって、交番勤務の警察官から光一の勤務している所轄署に引き渡されるのですが、その万引きしたのが『情熱』のCDだったのは笑えました。
結局、剛は警察官を振り払って逃亡するのですが、光一が先輩刑事の筧利夫と一緒に追いかけるシーンは何度観ても面白いです。結局、剛を追いかけるシーンでドラマは終わった為、その後どうなったかは分からずじまいでした。
個人として、私と付き合う女性は、10数年前はKinKiKidsのファンが多く、カラオケに一緒に行った時は必ずこの曲を最初に歌います。
キンキは失恋ソングが多いので、ダンスナンバーで愛を伝える曲はこれしかないと、私にとっては絶対不可欠な曲です。
KinKiKidsのおすすめ曲⑤「仮病をつかおう」
▷発売日 1998年8月12日
▷作詞 戸沢暢美
▷作曲 岩田雅之
曲紹介
デビュー2年目に発売されたセカンドアルバムに収録されている曲です。
タイトルからもわかるように仕事や学校の勉強に疲れている人に向けて、たまには仮病を使って休みなさい、と言った脱力系の歌です。
この曲を初めて聴いた時は、19歳でしたので疲れる事を全く知らず、軽視していましたが、年を取って仕事が忙しくなるごとにこの曲の歌詞が染みてきて、カラオケでも最近は歌うようになりました。
アルバムの曲とは言え、デビュー2年目のアイドルが歌うには勇気がいる曲ですが、それを歌っても全く違和感がないのもキンキの魅力なんだと認識しました。
特に、残業何十時間も行って働いているサラリーマンの方であれば共感できると思います。
この曲を聴いて、一度自分と会社・仕事との距離を見つめなおす良い機会になります。
KinKiKidsのおすすめ曲➅「夏模様」
▷YOUTUBEリンク
▷発売日 2006年7月26日
▷作詞 Satomi
▷作曲 林田健司
曲紹介
この曲が発売された時、私もキンキの二人も27歳になっており、社会の荒波に揉まれて、日々の仕事を淡々とこなしていく生活に追われる日々でした。
そんな時にこの曲を聴いて、ふと立ち止まってみたい気分になりました。
元々歌謡曲調の曲が多く、スローな曲が多いKinKiKidsですが、この曲を聴いて、ついにここまで来たか、とういう思いを抱くようになりました。
イメージとしては、沖縄の小学生の夏休みを彷彿させるような楽曲に仕上がっています。
実際に自分自身の少年時代の夏休みを思い出させてくれました。
この曲ではシングルで初の試みであるサビの部分をメインのメロディを剛が歌い、光一がハモりのパートを歌うというニューKinKiKidsを聴く事が出来て、デビュー10周年に向けての勢いを感じていました。
初期のシングル曲は哀愁のある曲ではありますが、ギリギリアイドルさが残っておりダンスナンバーもあるので、この曲で、本当の意味で見せる曲から聴かせる曲に変わり、アイドルからアーティストへと完全にシフトチェンジした曲です。
KinKiKidsのおすすめ曲⑦「命のキセキ」
▷発売日 2013年12月4日
▷作詞 高見沢俊彦
▷作曲 高見沢俊彦
曲紹介
クレジット表記を見てわかるように、この曲は『堂本兄弟』という音楽番組で共演していたTHEALFEEの高見沢俊彦の提供した楽曲ですが、メッセージ色の強い歌詞に仕上がっています。
30年以上生きていると、挫折を何度も経験し、生きるのが疲れる事もあります。
でもこの曲を聴くと生きている事が奇跡だと教えてくれて、メロディラインもマイナー調なので、聴いてて心地よくなります。
長年に渡ってKinKiKidsと共演していたタカミーだからこそ書ける曲です。
まとめ
KinKiKidsはジャニーズ特有の、CDデビュー前から歌番組で曲を披露する機会もあり、ドラマで主演を務めた際には主題歌としてキンキの曲が採用されるので、デビュー前から歌声を聴く機会が沢山ございました。
その頃から今までのアイドルでは考えられなかった程の歌唱力と声の良さに圧倒されました。
他のジャニーズのグループと違ってバラエティ番組のレギュラーは現在1本のみで、音楽に対して力を入れ、真摯に向き合う二人に注目しています。
昨年、デビュー20周年という一つの区切りを迎え、年を重ねる毎に二人が作り出す楽曲の幅も広がり、歌い方や表現方法も大きく変化し、これからも私たちリスナーを魅了させてくれる歌声を届けてくれる事を楽しみにしております。
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