1980年代~1990年代に活動していた伝説のパンクロックバンド、「ブルーハーツ」。その中でギターとして活躍していた真島さんは、ソロ「真島昌利」としても活動していた。
ソロ「真島昌利」としても「ブルーハーツ」としても、数々の名曲を世に出してきた真島さんの言葉を、現役大学生の立場から見ていく。
もくじ
真島昌利の歌詞から見る名言【~こんなもんじゃない~編】
「チェインギャング」とはまた違った哀愁漂う世界観の中で、真島さんの言葉が心に響いていく。
それはどこか若者の叫びのように、聴き手の心に飛んでくる。
この曲はどの時代の、特に僕ぐらいの若い人にも、強く響くものだと思う。
確かに本当に見えたものが 一般論にすり替えられる 確かに輝いて見えたものが ただのキレイゴトに変わる
あの頃見えていた驚きや感動は、いつのまにか一般論にすり替えられている。
あの頃見ていた理想は、ただのキレイゴトに変わっている。
これは僕と同じ若い人は、特に年々感じることだろう。
真島さんの言葉の中には、僕ぐらいの学生が強く共感するものが多くある。
若者であった時代が違うだけで、感じていたことはあまり変わらないのかもしれない。
百科事典は暗記してみても 俺は何にも知っちゃいない 知ったかぶりでいい気になって 心に風も吹きゃしない
これはもしかしたら当時よりも、現在の方が当てはまる言葉かもしれない。
今はインターネットの普及によって、知識や情報を簡単に入手できる世の中だ。知りたいと思えば簡単に調べることができる。
だけど何か大事なことを忘れている気がする。
本当にそれで知っているといっていいのだろうか?本当に分かっているのだろうか?
そんな事をこの言葉から感じた。
こんなもんじゃない
これは曲の中で、何度も何度も真島さんが叫ぶように歌う言葉だ。
何度も繰り返しているのにもかかわらず、その叫びは飽きることなく聴き手の心に響く。
この「こんなもんじゃない」という言葉は、聴く人によって大きく意味が変わってくるものだろう。さらに自分のその時の状況によっても、大きく変わるだろう。
自分自身に対して、社会に対して、世の中に対して「こんなもんじゃない」と真島さんが代弁してくれているように感じる。
まとめ
「こんなもんじゃない」は特に若い僕等こそ共感する曲だと思う。所々で、若者を代弁しているように感じる言葉があるからだ。
若者として生きた時代は違うけれど、その言葉は現在の若者にも共感できることがあると思う。今のアーティストの曲の言葉だけが生きるヒントではない。古い曲の中にも、若い人の生きるヒントや共感できるものがあることを感じた。