SEKAI NO OWARIの曲の中には、聴き手が後押しを受ける応援ソングがある。「PLAY」や「ピエロ」は、その中でもまさに代表的な曲だ。「銀河街の悪夢」は応援ソングという形のものではないかもしれないが、この曲によって後押しを受けた人もいることだろう。
この3つの曲は聴き手を後押しする曲ではあるが、それぞれが同じ立場の人を後押ししているわけではない。
人はそれぞれ、時期によって状況や立場は変わっていく。これらの曲はその中でも特に3つの立場の人達に響く応援ソングだ。
もくじ
SEKAI NO OWARIの応援ソング!
では早速3つの曲を紹介していきます。
銀河街の悪魔(変わらない自分へ)
人には今の自分を変えたい、変わらなくてはいけないと思っていても中々変われない時がある。変わるために、やるべき事は分かっている。しかしなぜか行動に移すことができない。そんな変われない自分を後押しする曲がこの「銀河街の悪夢」だ。
この曲は深瀬さん自身の体験を描いた曲だ。精神的に病んでしまった深瀬さんが、変えようとしても中々変われない自分を、嫌いになっていくことが表現されている。
この曲は深瀬さんほどでなくても、何か挫折を感じている人や、変わることのできない人の心に共感を覚えさせる。
そして共感を覚えた人達は曲の後半の言葉に後押しを受ける。
明日を夢見るから今日が変わらないんだ
僕らが動かせるのは今日だけなのさ
今日こそは必ず何か始めてみよ
応援はあまりないけど頑張ってみるよ
明日を夢見るから今日が変わらないんだ
僕らを動かせるのは自分だけだろ
そんなことわかってるんだろう
強くなれ僕の同志よ
PLAY(これから何かを始めようとする自分へ)
これから新しいことを始めようとしている人や、または心を入れ替えて頑張ろうとしている人を後押しするのが、この「PLAY」だ。
どこかRPG(曲の「RPG」ということではなく)のような世界観で描かれているこの曲は、冒険心を燻られる。その冒険心が新しいことを始める後押しをする。
特にサビの部分が、聴き手を後押ししてくれる。
「冒険の始まりは僕の中の
-ここじゃないどこかへと行ってみたい気持ち-だから
どんなに険しい道にはばまれようと
その気持ちこそが僕の唯一の魔法だよ」
ピエロ(必死に何かを頑張っている自分へ)
今必死に何かを頑張っている人を後押しするのがこの「ピエロ」だ。
この曲は変わった応援ソングだ。なぜなら「そんなに頑張らないで。」、「無理をしないで。」という形で頑張っている人を応援しているからだ。
必死に頑張っている人に、ただ「頑張れ!」と声をかけることは、時にその人にストレスを与えることになる。またどこか他人事のように感じられることもある。
むしろ「そんなに無理をしないで。」と言われる方が、人によっては後押しとなる。
この曲はそんな人達への応援ソングだ。
危ないから空中ブランコなんてしなくていいんだよ
「私がやらなきゃ、誰がやるの!」とそう言って君は笑う
危ないから綱渡りなんかしないで欲しいんだよ
でも、君には決めた事があるんでしょう?
応援するよ「頑張って!」
まとめ
時の流れとともに、人の状況は変わっていく。そのためその都度、後押しされる応援ソングは変わってくるだろう。
SEKAI NO OWARIには少なくとも3つの立場の人達に対して、後押しする曲がある。
このことも彼らの歌が多くの人達に愛される理由かもしれない。